妊娠糖尿病　内臓脂肪蓄積

トップページ＞医療保障＞妊娠糖尿病　内臓脂肪蓄積

好きなだけ食べて内臓脂肪減らしましょう！

内臓脂肪は、簡単に減らせるの？

特に「内臓脂肪の蓄積」が糖尿病、高脂血症（脂質異常症）、高血圧症など生活習慣病の発症や、動脈硬化性疾患に深く関係していることがわかってきました。

内臓脂肪は、日々の活動に使われるエネルギーを簡単かつ速やかに出し入れできる普通預金です。そして皮下脂肪は、エネルギーを長期的に備える定期預金にたとえることができます。

内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて代謝が早く、蓄積もしやすいですが、食事制限や運動を心がけるだけで比較的減りやすいことが知られています。

日々の生活を見直し、「ベルトの穴が一つ減る」というような効果としてあらわれるので、内臓脂肪は、皮下脂肪よりも速やかに減りやすい、努力が報われやすい脂肪組織ともいえます。

ヨーグルトに脂肪を減らす作用が実証！

雪印乳業と日本ミルクコミュニティ、磯子中央病院、九州大学らの研究グループは、日本人の腸内からとった乳酸菌、「ガセリ菌ＳＰ株」の摂取で、内臓脂肪が低減することを臨床試験で確認、日本乳酸菌学会で発表がありました。

「ガセリ菌」内臓脂肪低減効果

　腸内の乳酸菌「ガセリ菌SP株」が注目されている。7月上旬に行われた「日本乳酸菌学会」(甲府市)で、乳酸菌の内臓脂肪低減効果が明らかにされ、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策にも役立ちそうだ。

　学会で発表したのは、雪印乳業と日本ミルクコミュニティ、九州大学、磯子中央・脳神経外科病院の共同研究チームによる「ガセリ菌SP株含有発酵乳(ヨーグルト)の摂取による内臓脂肪低減効果のヒト臨床試験による検証」。33～63歳の肥満傾向の人を対象に、ガセリ菌含有の発酵乳を12週にわたって摂取した群とそうでない群に分け、内臓脂肪面積などを比較調査した。

　その結果、摂取群では、内臓脂肪面積は平均4・6％、皮下脂肪面積は平均3・3％それぞれ減少。体重・BMI・ウエスト周囲径は8週目から減少し始め、12週目には、それぞれ1・4％、1・4％、1・9％の減少となり、内臓脂肪が4割以上減った人もいた。一方、非摂取群ではいずれの時点でも有意な減少を示さなかった。人間での試験による検証は初めて。

　同病院の土田隆副院長は「ガセリ菌SP株含有のヨーグルトはメタボの成因である内臓脂肪の低減に効果があると言えるのではないか」と指摘。ガセリ菌SP株は小腸に長く留まり、高い整腸効果に加えて腸内のぜん動運動も活発にする働きがあり、土田副院長は「食べかすの停滞時間を長くさせない、つまり小腸までスムーズに運ぶ働きで、過剰な脂肪を吸収する前に通過させてしまうメカニズムが働いているのでは」と話している。
(2009/09/21) 産経新聞社参照

3カ月経っても小腸で活躍！

ガセリ菌SP株は、多くの菌株のなかから選んだ、日本人由来の乳酸菌で、しかも、世界で初めて、生きて腸に届くだけでなく、長くとどまることが科学的に確認されています。

雪印の会社の8人の社内ボランティアに、1000億個のガセリ菌SP株を1日1回7日間摂取してもらったそうです。そして、その8人に定期的に便を摂取してもらい検査した結果、摂取後90日が経過しても4名の便からガセリ菌SP株が検出されることがわかったそうです。ガセリ菌SP株を摂取している間、便内のスタフィロコッカス属の菌数と腐敗物質（パラクレゾール）の濃度が減少し、便性（色、におい）にも改善が認められたそうです。

無理なく毎日食べて内臓脂肪減少させるヨーグルト！